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ギャラリー2

2024.05.17 UP

ギャラリー2にて鬼頭健吾と岡本健彦による二人展「revise」を開催します。

rin art association は、鬼頭健吾と岡本健彦による二人展「revise」を開催します。



高崎を拠点に異なる時代に活躍するふた りのアーティストによる本展は、二人の制作を通じて、歴史的な遺産と革新の交差における深い共鳴を描き出していきます。 岡本健彦 (1934-2016) の作品は、シャープな輪郭によって抽出された形と色彩に特徴づけられます。西洋モダニズムの響き を深く感じさせる作品群は、岡本がニューヨークに渡った 1960 年代の幾何学的な抽象やハードエッジの色面に影響を受け、 美術史への深い洞察を宿しています。展示作となる《風神・雷神》(1998 年 ) では、こうした抽象絵画の特性を独自の手法 で解体し、型紙のパターンを用いたモチーフの反復や金箔や鉛などメタリックな属性をもつ琳派の造形的意匠に対置しています。


鬼頭健吾 (1977-) もまた、ニューヨークやベルリンに滞在し、国際的な影響を吸収したアーティストのひとりです。田中敦 子をはじめ「具体」作家の造詣も深く、チューブから絞り出した絵具とラメに施された絵画で一貫した制作を続けながら、 フラフープ、スカーフ、鏡などの日常にありふれた既製品の使用を通じて、空間概念を更新する多様な実践に取り組んでき ました。初公開となる新作では、岡本健彦による解体の手さばきに応えるかのように、日常的なアイテムから抽出した形象が、 抽象化した空間を構築していきます。 本展の底流をなすのは、二人のアーティスト間の密接な関係です。高崎にある岡本のアトリエは、現在は鬼頭によって引き 継がれ使われています。本展では、この空間の共有が生む着想の連鎖によって、ふたりのアーティストの時を超えた共鳴が 描き出されていきます。 



岡本 健彦(おかもと たけひこ)

1934-2016年神奈川県生まれ。1957年 多摩美術大学美術学部絵画科卒業。大学卒業後の1963 年にニューヨークに渡り最先端の動向を吸収する。1968 年に帰国後は、福島、東京と移り住み80 年代を通じてアクリル板に着色したレリーフ状の作品を発表する。1992 年から群馬県多野郡吉井町(現・高崎市吉井 町)にスタジオ兼住居を構え、合板や金属を半立体的に組み合わせるなど絵画表現の新しい可能性を追求する。2016年9月他界。主な個展に「1964-2005」rin art association 2020年、「 岡本健彦 横須賀、ニューヨーク、高崎」群馬県立近代美術 館 2011 年、「岡本健彦展」(横須賀市、横須賀市教育委員会主催 ) 横須賀市文化会館市民ギャラリー 2003年など。主 なグループ展に、「生の軌跡」アーツ前橋 2021-2022年 、「時代への花束 1917→2020」高崎市美術館 2020年など。  


鬼頭 健吾(きとう けんご)

1977年 愛知県生まれ。2003 年 京都市立芸術大学大学院美術研究科油画終了。 フラフープ、スカーフ、鏡などの日常にありふれた既製品を用いて、現代的なカラフルな色彩や光を抽出させながら 生命体や宇宙の広がりを感じさせる作品を数多く発表し、国内外で高く評価されている。主な個展に「Unity on the Hudson」Hudson River Museum (N.Y.、アメリカ) 2023年、「せんをはかる」rin art association 2023 年、「Lines 鬼頭健吾展」神奈川芸術劇場<アトリウム> 2022年、「Reconnecting」JAPAN HOUSE Gallery (ロサンゼルス、 アメリカ) 2021年、「Full Lightness」京都市京セラ美術館 2020年など。主なグループ展に、「DOMANI・明日展」 国立新美術館 2021年、「世界制作の方法」 国立国際美術館 2011年など。 



 

【展覧会情報】

rin art association

展覧会名 :岡本健彦 鬼頭健吾「revise」 

会期 : 2024 年 5 月 11 日(土)〜 6 月 16 日(日) 11:00〜19:00 (月・火休廊)

会場 : rin art association

         前橋ギャラリー2内 (群馬県前橋市千代田町 5-9-1)

オープニングレセプション:2024.5.11sat 17:00-19:00 


【お問合せ】

Tel: 0273-87-0195

Email:contact@rinartassociation

http://rinartassociation.com 


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